HBO緊急放送 Q into the storm 嵐の中へ EP2 日本語完全翻訳版その9「8チャン創設者の謎」

3 years ago
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HBO episode 2 first 7 min

みなさん、こんにちは本日はみなさまのリクエストをいただきましたので、HBO緊急放送エピソード2の1回目の7分動画の翻訳を開始します。引き続きどうぞ
よろしくお願いします。

動画は
Q掲示板151番の紹介からスタートしています。内容は次の通りです。
非常に危険な動物をどうやって捕まえるのか?正面から攻めるのか?
正面から入るのですか?なぜトランプさんは予定より30分早くマニラを出発したのか?何事も見かけによらないものです。Q

2018年11月29日
動画はディレクターさんのナレーションからはじまります。
フィリピンマニラに行く途中の飛行機の窓からみる風景を写しています。
この風景は、q掲示板の130番と同じ風景だと説明をしています。掲示板の写真はQがエアフォースワンの飛行機の中からとった写真なのでしょうか?

これまでの間qは約1年間継続して、掲示板の投稿を続けていました。なぜディレクターがフィリピンへいくのか、それは
マニラは8チャン開発者のチームの本拠地だからです。8ちゃんとはq掲示板を投稿するサイトです。

ディレクターさんのナレーションがはじまります。
わたしはマニラではじめてサイトの制作者と会う予定でした。それは車椅子の創業者フレッドブレナンさんです。
最近のソーシャルメディアは検閲を強くしてきました、オンラインでのある種の言論の制限をとくに厳しく追求しているのです。
わたしとしてはその影響が8チャンやqに対してどの程度及んでいるのかが気になっていました。彼らのサイトは、どんなジャンルでも原則、言論の自由を受け入れているのです、ソーシャルメディア側からしたらまさに典型的な非論理的なサイトだったからです

おそらくそんな影響が及ぼしそうな微妙な時期だったので、8チャン製作者は
わたしと会うことに合意をしてくれたのだと思います。
今回の出張の価値がみあうかどうかについては、正直出たとこ勝負だと思ってました。というのはフレッドさんがあってくれる約束をしてくれたものの、どこで会うか、何時にあうかなどの具体的なことはなにひとつ話し合ってくれなかったからです。決まっていたのは会う日付だけで、その日フレッドさんは待ち合わせ場所にある一つのGPSの座標だけをおくってきたのです。

フレッドさんはあってすぐ、わたしの撮影機材やスタッフの少なさに驚いていた様子だった、撮影は自分と、個人的にやとった現地マニラのアルバイトのビデオ撮影専門学校の卒業生だけだったからです

驚いたことにその座標の位置はフレッドさんの自宅だったのです。自宅は、セキュリティが完備された高層マンションで充実した環境のようです。あれだけ彼は自分の住んでいた場所を必死に隠そうとしていたのに、なぜ自宅に案内してくれたのでしょうか?正直拍子抜けしましたが、どうやらもうすぐ引っ越しをするということで、自宅がバレてもいいということだったようです。そうして彼は自宅の撮影を許可してくれました。

フレッドさんは何年もかけて、インターネット上で最もワイルドなコンテンツ8ちゃんを育てててきました。そうした彼に対してわたしはどうしてもある疑問を問いかけたい衝動にかられました、それは、彼が実はQを作ってきた人間なのではないかという疑問です。

動画は、フレッドさんとディレクターがマニラのショッピングモールの
CoCo壱カレーを一緒に食べている様子を映しています。

続いて食事の注文をおえたフレッドさんが話はじめます。
このわたしを、目当てにマニラに訪問してくれる人が絶えなくて驚いています。
ただわたしに会いたいと彼らは言ってくるんです。
しかしいつも戸惑うのは彼らが持っているわたしに対するイメージと、現実のわたしとの乖離をすごく感じてしまいます。

実際に訪問してくる彼らはわたしを崇拝しているようなのです。彼らは口をそろえて8ちゃんという素晴らしいサイトを立ち上げて世界をかえるきっかけを作ってくれてありがとうというのです。
しかし、現実のわたしは、たまたまタイミング良い状況で、タイミングの良い時代に生まれたのでうまくいったに過ぎません。わたしが特にすごいわけではないという話をしますから、訪問してきた彼らは、ものすごくがっかりして帰っていきます。
まあ、そんな彼らにはカレーの一杯ぐらいいつもおごってあげていますので、
せめてカレライスだけ食べれただけで満足して、機嫌を直して勘弁してほしいと思います。と、笑いながら語る冗談か本気かわからない様子のフレッドさんのコメントが流れています。

フレッドさんが1対1のインタビューを受けて、身の上話をしていきます。
私はインターネットに自由にアクセスできる環境で育ちました。しかし同時にわたしは
障害と一緒に育ちました、つまり近所の子供たちと一緒に外で走ったりして遊ぶことはできませんでした。なので、生まれたときからずっとわたしの友達はみんなオンライン上でつながる友達しかいませんでした。

私は骨形成不全症こつ、けいせい、ふぜんしょうという病気です。これは突然変異のコラーゲン異常によって引き起こされる病気で、骨がきちんと形を作ることができないのです。つまり骨がガラスのように、もろいのです。

わたしはずっと小さいころから自分の病気については強く意識をしてきました。
そして両親にはわたしを産んだことについてつらくあたりました。なんで障害が生まれる可能性をしっていて自分を産んだのだと?そうして両親をつめたく非難しました。とくにティーンエージャーのときは、ひどく障害について悩みました。

しかし、今は逆にそうした制約ある挑戦があったからこそ、わたしの知的好奇心は
高められたのではないかと思っています。

再び、動画はナレーションに戻ります。
インターネットという場所があったからこそフレッドさんの活躍するフィールドは
広くなったといえます。
事実、若いときからフレッドさんはほとんどの時間をオンラインで過ごしていたのです
そのため、彼のデジタル成熟のスピードは非常に早いペースで
達成されていくのです。

彼が12歳のときに、インターネット上で、人生最も衝撃な
サイトに出会ったのです。それは4チャンです。
フレッドさんが語ります。
わたしが4ちゃんを見つけたときに、ようやく人の考えていることが生まれてはじめて
手にとるように掲示板を読んでわかったのです。

掲示板にはこのように書いていたのです。
「障害者はみんなガスで殺してしまえ!とか
ダウニーはむかつく、橋の上から、落として殺してしまえとか、みんなの本音の悪口が飛び交っていたのです。

4ちゃん投稿を読んでみて、これまで社会が封印してきた、人々の本音というものを見たのです。しかし現実はこれこそが
人間の考えている真実なのだということも実感しました。

だから、きっと自分も同じことを言われていて
「おい、みろよ、ここに知恵遅れの障害者がいるぜって」思っているのだと
思います。わたしは人間の本音を伝える4ちゃんというサイトに非常に強い影響をうけました。

人々は障害者を理解したようなふりをして、表ではこういいます。障害者でも人生うまくやっていけるはずだ、人と違うのは前むきにとらえて
個性だと思うべきだとか、本当はそんなこと思っていないのに、人はそういう嘘の世界に生きているのだと思いました。

わたしのサイトは非常に活発に稼働していましたから、人々は強い関心を持っていて本音の情報がサイトで飛び交っているのだと思いました。インターネットというツールがわたしの世界観を変えてくれたのです。
動画では、フレッドさんが自分のことを話しています。
みんな、たばこは吸うなよ。自分みたいな子供が生まれるぞ!と
ネットで人々に、自分を題材にして励ましているのです。

動画は再びナレーションに戻ります。
フレッドさんが19歳のころ、ウィザードチャンというサイトを立ち上げました。
これは日本から影響をうけたイメージボードで、童貞の男性だけが自分の悩みを相談するサイトです。2018年に登場した、30才すぎても童貞を
維持している人は魔法使いになるという日本の漫画に影響を受けているようです。
フレッドさんはその後、童貞フェチの障害者好きな女性とであい、童貞を見事
卒業したのです、しかし彼はそれにより自分の資格がなくなったと考えて、すごすごウィザードチャンの責任者は卒業することにしたのです

そうして一つのステップを超えたフレッドさんは、ウィザードチャンにおいて発生したある種の羞恥心でネット業界を歩いていました。その間に、フレッドさんは新しい展開を探しもとめていたのです。彼は4チャンのヘビーユーザでしたが、いまだサイトのオーナーから許可をえて自身の掲示板を作るまでの段階には届いていませんでした
そうこうしている間に、レディトという大手の競合が登場したのです。
レディトの強みはサイトのオーナーの許可なく誰でも掲示板が作れるのです。
しかし問題は匿名ではなく、実名をださないといけないのです。

そこにフレッドさんは逆に目をつけました。
このレディトの公共性の強さと、4ちゃんの秘密性をかけあわせて、
の中間の子供みたいな存在を作りだせたらどうだろうって考えたのです。
つまりレデットのコンセプトである民主的サイトの構築方法を取り入れて、
4チャンの匿名性を組み込んだのです。
そうして、合体してできたのが、8チャンなのです。

以上がHBO エピソード2の最初の1回目の7分動画でございました。
今回の動画が面白いと思っていただけたら、ぜひ高評価よろしくお願いします。

篠原

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