藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2025年8月27日 現場に足場がないと何もわからない、何もできない

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藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2025年8月27日

現場に足場がないと何もわからない、何もできない

要約
藤原直哉氏は「21世紀はみんながリーダー」というテーマで、現場に足場がないと何もわからない、何もできないという話題について語りました。彼は最近参加した88未来という自然栽培の団体の集会で、農業専門家の鈴木宣弘先生から聞いた話を紹介しました。コメ不足問題について、農水省が需給を見誤った理由を尋ねたところ、鈴木先生は「机の上ばかりで統計を見ているからわからない」と答えたと述べました。

藤原氏は、これを経済分析の問題点と結びつけ、エコノミストが統計ばかり見て現場を知らないため、適切な予測ができないと指摘しました。官庁統計の空洞化は1980年代初めから問題視されており、45年以上も統計の不備が放置されてきたと述べています。速報値や速速報値は政治や業界の思惑が入り、信頼性が低いと批判しました。

さらに、金融市場についても言及し、現在の株価や為替市場は実態を反映していないと主張しました。1980年代初めからのマネタリズム政策により、景気の良し悪しに関係なく株価を上昇させる仕組みが作られたと説明。しかし、その利益は平等に分配されず、権力闘争に勝った者だけが利益を独占する構造になっていると批判しました。

藤原氏は、2016年の米大統領選挙でトランプが勝利したことで金融界の権力構造が変化したことにも触れ、クリントン財団を支援していた金融機関が敗北したと分析しました。

最後に、世の中を理解するためには現場に足場を持つことが重要だと強調しました。現場とは実際の仕事場だけでなく、日常生活や情報収集においても同様で、特に情報収集では同じ情報源を定点観測し、変化を見ることが重要だと述べました。藤原氏は自身も毎日ネットを見て情報を収集していると述べ、何を言わなくなったか、突然言い始めたか、熱心に言っていることなどの変化が世の中の変化を知る重要な指標だと説明しました。

藤原氏は、できない理由を探すのではなく、どうやってできるかを考えて行動することが大切だと締めくくりました。

チャプター
農水省のコメ需給見誤りと統計の問題 ‎00:00:01
藤原直哉氏は88未来という自然栽培の団体の集会で、農業専門家の鈴木宣弘先生から聞いた話を紹介しました。コメ不足問題について、農水省が需給を見誤った理由を尋ねたところ、鈴木先生は「机の上ばかりで統計を見ているからわからない」と答えたそうです。藤原氏はこれを経済分析の問題点と結びつけ、エコノミストが統計ばかり見て現場を知らないため、適切な予測ができないと指摘しました。官庁統計の空洞化は1980年代初めから問題視されており、45年以上も統計の不備が放置されてきたと述べています。

統計の信頼性と速報値の問題 ‎00:02:59
藤原氏は統計の信頼性について疑問を呈し、特に速報値や速速報値は政治や業界の思惑が入り、信頼性が低いと批判しました。本当の統計は1年から1年半後に出るが、その時にはすでに体感で状況がわかっているため役に立たないと述べました。また、トランプ大統領が統計局長を解任した例を挙げ、統計が政治的に操作される可能性についても言及しました。

金融市場の実態と権力闘争 ‎00:05:12
藤原氏は金融市場についても言及し、現在の株価や為替市場は実態を反映していないと主張しました。高速売買の導入以降、相場操縦が当たり前になり、株価は実体経済と乖離していると指摘。1980年代初めからのマネタリズム政策により、景気の良し悪しに関係なく株価を上昇させる仕組みが作られたと説明しました。しかし、その利益は平等に分配されず、権力闘争に勝った者だけが利益を独占する構造になっていると批判しました。

2016年米大統領選挙と金融界の権力構造変化 ‎00:11:43
藤原氏は2016年の米大統領選挙でトランプが勝利したことで金融界の権力構造が変化したことに触れました。ヒラリー・クリントンを支援していた金融機関が敗北し、JPモルガンのトップなども交代したと述べています。エプスタインの資金調達とクリントン財団の関係にも言及し、トランプの勝利によって金融界の権力構造が大きく変わったと分析しました。

現場の重要性と情報収集の方法‎00:13:23
藤原氏は世の中を理解するためには現場に足場を持つことが重要だと強調しました。現場とは実際の仕事場だけでなく、日常生活や情報収集においても同様で、特に情報収集では同じ情報源を定点観測し、変化を見ることが重要だと述べました。藤原氏は自身も毎日ネットを見て情報を収集していると述べ、何を言わなくなったか、突然言い始めたか、熱心に言っていることなどの変化が世の中の変化を知る重要な指標だと説明しました。

行動の重要性と未来への展望 ‎00:19:34
藤原氏は最後に、できない理由を探すのではなく、どうやってできるかを考えて行動することが大切だと述べました。現場を持ち、世の中の変化を見ることで、自分の未来を作るための行動ができると強調し、面白い時代が来たので皆さんそれぞれ活躍してほしいと締めくくりました。

行動項目
藤原氏は視聴者に対して、少なくとも1つの「現場」を持つことを勧めました。‎00:19:20
藤原氏は視聴者に、できない理由ではなく、どうやってできるかを考えて行動することを推奨しました。‎00:19:48
藤原氏は情報収集において、同じ情報源を定点観測し変化を見ることの重要性を強調しました。‎00:18:18

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