2025年5月20日 WHO総会 参加国全会一致で「パンデミック条約」が採択される

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WHOに加盟している194の国と地域のうち、パンデミック条約の採択に参加したのは124の加盟国(採択参加率63.92%)で、全参加国が賛成(賛成率100%)し、採択された。
(※条約や協定の制定の要件は「採択参加国のうちの3分の2以上の賛成」である。)
11ヵ国が採択の投票を棄権した。
しかし、「パンデミック条約」の草案(決定稿)は、ここに参加した各国政府代表しか見ていない。
「パンデミック条約」が採択された2025年5月20日現在も、WHOのホームページにも「パンデミック条約 (決定稿)」は掲出されていない。(WHOのHPで「pandemic agreement」と検索しても出てこない。)
不採択となった「1年前のパンデミック条約草案」と何処がどう変更されたのか、ここに参加した者以外、誰も知らない。
「知る権利」は日本人だけでなく全世界人類の共通の権利であるが、誰にも正確な内容を知らせず「パンデミック条約」を成立させたのだ。
合意の翌日(2025年5月21日)、WHOのHPに『パンデミック条約』が掲載された。(WHOのHPで再び「pandemic agreement」と検索すると、それは出てきた。)
合意された『パンデミック協定』全文
https://apps.who.int/gb/ebwha/pdf_files/WHA78/A78_10-en.pdf
文書作成日の日付(2025年5月14日付)から、WHO総会の開催日(同5月19日)の5日前、採択決議日(同5月20日)の6日前に「最終決定稿」が確定していたが、それは公開されず、各国で持ち帰り内容を精査する時間も無かったのである。
そして、最も重要な議題であるので、総会の最終日(同5月27日)あたりでの採択になるだろうと予想されていたが、世界民衆の注目と批判が高まる前の、総会の2日目に最重要議題を早々と決議するという姑息な手法で暴挙を実行したのである。
WHOという組織が如何に秘密主義で独裁組織であるのかが分かるであろう。

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