北条政村を執権に据え、一条実雅を征夷大将軍に就かせようとした伊賀の方、三浦義村を問い詰める北条政子

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西暦1,224年8月3日
鎌倉の周囲の国々の人間が鎌倉に参集する。深夜、北条政子は、三浦義村の屋敷へ赴き「北条政村・伊賀光宗等が此の屋敷に出入りして、何か密談をしているとの噂が有ります。此れはどういう事でしょう。目的が分かりません。もしや北条泰時を陥れるつもりでしょうか。3年前の朝廷との戦での勝利は、天運も有りましたが半分以上は泰時の功績です。北条義時の跡を継ぐのは泰時です。泰時が居なくなれば、人々は長く争う事になるでしょう。貴方は政村の烏帽子親です。共謀を疑わない訳にはいきません。両人共何もせぬ様に」という主旨の発言をした。義村は「存じ上げません」と答えた。政子は「政村に助力して世を乱そうとするのか、平和の為に尽くすのか、早く決断しなさい」と迫った。義村は「政村に逆心はありませんが、光宗は反逆の考えを持っていますので、止めさせましょう」と誓い、政子を帰した。

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