ザレパテの寡女の作ったパンを食べる預言者エリヤ

6 months ago
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≈紀元前861年
サマリアで飢饉が始まる。エリヤは、ケリテ川(現在のヨルダンのイルビド県・アジュルン県付近)に身を隠した。エリヤは、ケリテ川の水を飲んでいたが、軈てケリテ川の水が枯れた。エリヤは、イゼベルの出身地であるシドン(現在のレバノンの南レバノン県)に属するザレパテ(現在のレバノンの南レバノン県)へ向かった。エリヤは、ザレパテの門に到着すると、薪を拾っていた寡女に声を掛け「水を少し持って来て、私に飲ませて下さい」と頼んだ。更に続け様に「一口のパンを持って来て下さい」と頼んだ。寡女は「私はパンを持っていません。只甕に一握りの小麦粉と瓶に少しの油が有るだけです。薪を拾い其れを調理し私と子供は其れを食べて死のうとしているのです」と、飢饉の中で僅かな食糧しか持ち合わせていない実情を訴えた。エリヤは「恐れるには及ばない。貴方が言った通りにしなさい。しかし先ず、私の為に小さいパンを1つ作って持って来なさい。其の後貴方と子供の為に作りなさい。ヤハウェは『雨を地表に降らす日迄は、甕の小麦粉は尽きず、瓶の油は絶えない』と言われます」と言うと、寡女はエリヤの言った通りの事を行い、最後の2人分の食材を先ずエリヤに作って食べさせた。其の後、エリヤと寡女の家族は久しく食べる事が出来た。

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