700人の妻と300人の妾を抱えた子孫繁栄王ソロモンの審判

≈紀元前968年
ソロモンの下に2名の売春婦がやって来る。一方の売春婦が「私達は同じ屋根の下で暮らしているのですが、私は最近出産しました。その3日後に隣の女も出産しました。ところがこの女は就寝中に自分の子供に覆い被さってしまった為、子供は夜中に窒息死してしまいました。そしてあろう事か、私の子供と入れ替え、死んだ子供を私の腕に抱かせました。翌朝、起きて乳を飲ませようとすると、子供が死んでいる事に気付いたのです」と主張すると、もう一方の売春婦が「死んだのは貴方の子供で、生きているのが私の子供よ」と言い返した。ソロモンは「剣を持って来なさい。生きている子供を半分にし、両者に分け与えよ」と言った。すると、先程最初に発言した売春婦が「その子を決して殺さないで下さい。隣の女に与えて下さい」と懇願すると、もう一方の売春婦が「それは良いアイデアですね。その子供を2つに引き裂いて下さい」と言った。その瞬間ソロモンは「生きている子供を殺さない様願い出た女性に与えよ。その子は決して殺してはならない。彼女こそその子の本当の母親なのだ」と審判を下した。その後、見事に売春婦達の争いを裁いたソロモンの話は王国全土に伝わり、ソロモンは賞賛された。

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