ダビデ死去、ソロモンの国王即位、ベナヤのヨアブ殺害

1 year ago
1

≈紀元前971年
アドニヤ​が、アビシャグと結婚したいと思い、異母弟のソロモンの許可を得る為にバト・シェバに取り成しを依頼した。ソロモンは「アビシャグをアドニヤに与えてしまうと、王国を与えたも同然である。アドニヤは私の兄であり、祭司であったアビアタルやヨアブと組んで私を出し抜くに違いない」という主旨の発言をし、その日の内に、ベナヤに剣でアドニヤを殺害させた。さらにソロモンは、アビアタルに対し「アナトテ(現在のパレスチナ国ヨルダン川西岸地区エルサレム県)の実家に帰りなさい。貴方は殺されて当然だが、今はそうしたくない。何故ならダビデが王位にあった時、ヤハウェの箱を担ぎ、ダビデと共に苦難を共にしたからだ」という主旨の発言をし、アビアタルを祭司職から罷免した。アドニヤが殺害された事を聞いたヨアブは、ヤハウェの幕屋に逃げ込み、祭壇の角にしがみ付いた。ソロモンからヨアブを処刑する様命じられていたベナヤは、ヨアブを追って幕屋に入り「ソロモンが出てくる様仰せだ」と声を掛けたが、ヨアブは「ここで死なせてくれ」と言って応じなかった。ベナヤはソロモンの下へ戻り、指示を仰いだ。ソロモンは「では、ヨアブの言う通りにせよ。祭壇の側でヨアブを殺し、葬るが良い。こうして、ヨアブの殺人の罪を、私とダビデの家から取り除くのだ。 彼より立派な2人の人物を殺した責任は全て彼にある。ダビデは、アブネルとアマサの死には、全く関わりがなかった。ヨアブとその子孫は、この殺人の罪を永久に負わなければならない。どうかヤハウェが、ダビデとその子孫には、この2人の死について一切責任が無い事を明らかにして下さるように」という主旨の発言をした。ベナヤは幕屋に引き返してヨアブを殺害し、荒野に有るヨアブの自宅の近くに葬った。ソロモンはベナヤを軍司令官に任命し、ツァドクをアビアタルの後任として祭司に据えた。

宇宙一元化 公式HP
https://uc-4.com/

Loading comments...