731部隊のペスト菌・コレラ菌・チフス菌散布

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西暦1,941年11月4日
6:50、731部隊航空班増田美保が九七式軽爆撃機を操縦し、常徳(現在の中国湖南省)に到着する。その後南京栄1644部隊隊長大田澄の指揮により、常徳にて、1,600gのペストに感染した蚤(ケオプスネズミノミ)を、濃霧の中を低空飛行で空中から以下の物と共に散布する。
①粟等の穀物
②綿紙
③羊毛の繊維
④顆粒
綿紙は、蚤が落下中に分散するのを防ぐ役割があった。作戦の参加者は100名で、50名程度が731部隊であった。結果、1次感染による死者は310名、2次感染による死者は2,500名であった。17:00に警報が解除され、その後投下物の一部が収集され、広徳病院にて検査された。その結果、穀物類のサンプルから作られた塗沫標本から、グラム染色により両端が着色した、陰性桿菌が発見され、ペスト菌である事が判明した。

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