道内 火事相次ぐ ストーブが原因の火事 防ぐには?

1 year ago

道内では今週に入ってストーブが原因とみられる火事が相次いでいます。
シーズン初めのいま改めて注意すべきポイントとは?

今週月曜日の未明、苫小牧市で起きた住宅火災。
焼け跡から2人の遺体が見つかりました。
ストーブがあった2階が火元とみられています。

ストーブが原因とみられる火事は23日も…

帯広市の住宅ではストーブから出た火を消そうとして男性が手や足にやけどを負いました。

また、後志の蘭越町でも建設会社の倉庫がほぼ全焼する火事がありました。

直前まで倉庫で作業をしていた人は「ストーブを消したかどうかわからない」と話しているということです

寒い冬に欠かせない「ストーブ」。

札幌市消防局によりますとストーブが原因とみられる火災は去年までの過去5年間で145件起きていて10人が死亡しています。

NITE山崎卓也さん「サッカーのワールドカップが始まりました。試合に興奮しすぎてこたつや電気ストーブのことを忘れてしまうと思わぬ事故につながります」

こちらは電気ストーブを使った実験映像です。
寝返りをした拍子にふとんがストーブに接触。
10分後に煙が出始め、30分後には炎があがりました。

さらにストーブをつけたままその場を離れ思わぬ火事に発展するケースもあります。
ペットが洗濯物を倒したりロボット掃除機が床に置いてあった燃えやすいものをストーブに近づけ火事になる危険性があります。

NITE岡田有毅さん「就寝時やその場を離れる時には消す。いない時にストーブを消せば事故も防げるしその間は電気代の節約にもつながりますしいない時、使わない時はこまめに消していただければいいのかなと思います」

これからの時期、洗濯物を部屋干ししたり雪で濡れた手袋や靴下などをストーブの近くで乾かす機会も増えると思います。

石油ストーブの上に洗濯物を干すと熱による上昇気流の影響で乾いた洗濯物が落ちやすくなり火事になる危険があるそうです。

ストーブの近くに燃えやすいものは置かない、寝る時や外出時には必ずストーブを消す、またほこりが火災につながる恐れもあるので定期的に掃除するなど十分注意してください。

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