無期懲役確定の男に別の女性殺害で死刑求刑 異例の裁判 新潟・新発田市女性殺害事件

新潟県新発田市で女性に暴行し死亡させた罪などで無期懲役が確定していた男が、別の女性を殺害した罪に問われている裁判で、検察側は死刑を求刑しました。

喜納尚吾被告は2014年、新発田市の女性にわいせつな行為をしたうえで殺害したとして、殺人の罪などに問われています。

きょうの論告・求刑で、検察側は「人格人命軽視の態度が甚だしい」と指摘した上で、「更生は期待できない」として死刑を求刑しました。裁判で喜納被告は「犯行に全く関わっていない」と無罪を主張していました。

喜納被告は2013年に女性4人を相次いで暴行し、そのうち1人を死亡させたとして、無期懲役が確定した後、今回の事件で逮捕・起訴されていました。