ブラジル大統領選 現職・ボルソナロ氏がやや劣勢か

南米ブラジルで大統領選挙の決選投票が行われ、つい先ほど、投票が締め切られました。

30日、1回目の投票でトップに立った元大統領で左派のルラ氏と、現職で右派のボルソナロ氏による決選投票が行われました。

直前に発表された世論調査の結果では、ルラ氏がボルソナロ氏を4ポイント上回っています。

ボルソナロ氏は、企業への税制優遇やアマゾン開発など経済対策を打ち出す一方、ルラ氏は労働者保護や貧困対策など福祉の充実を訴えています。

28日の討論会では、ボルソナロ氏がルラ政権時代に起きた汚職問題を非難する一方、ルラ氏は現政権が新型コロナ対策を怠ってきたことについて批判するなど、激しい非難の応酬となりました。

決選投票の結果は、日本時間のきょう午前にも判明する見通しです。