「二度とこういうことがないように」父親が娘への思い語る 冨川芽生さんの葬儀営まれる 韓国群集事故

韓国・梨泰院での群集圧死事故で犠牲となった冨川芽生さんの葬儀が、北海道・根室で営まれました。

遺影の中で優しくほほえむ冨川芽生さん。ことし5月、母親と行った函館旅行で撮影された写真です。

きょう午後、冨川芽生さんの葬儀が実家のある根室の斎場で営まれ、親族や友人らおよそ90人が参列しました。

芽生さんの父 冨川歩さん
「こんなにいい子が僕の娘だったのか。26年間だけど、生まれてきてくれてありがとう」

冨川さんは先月29日、語学留学をしていた韓国・ソウルで群集事故に巻き込まれ、帰らぬ人となりました。

葬儀のあと父親の歩さんが取材に応じ、最愛の娘への思いを語りました。

芽生さんの父 冨川歩さん
「本当にかわいい娘だった。芽生のノートには『自分で働いたお金で家族旅行に連れて行きたい』という家族に向けたメッセージが書いてあった」

父親の歩さんは、「二度とこういうことがないようにしてもらいたい」と訴えました。