世耕議員と中野教授の名誉棄損訴訟

旧統一教会に関連する団体の出身だとツイッターに投稿され名誉を傷つけられたとして、自民党の世耕弘成議員が青山学院大学の中野昌宏教授に150万円の損害賠償などを求めた裁判で、それぞれの本人尋問が行われました。世耕議員は裁判で、旧統一教会の関連団体に所属していたことはないとした上で、「メッセージを送っただけで厳しい指摘を受ける中、元会員だったと言われ、政治家としての名誉を著しく傷つけられた」と訴えました。一方、被告側の中野教授は、訴訟が言論を抑圧する目的で起こされた「スラップ訴訟」だとした上で、ツイートの趣旨は世耕議員の思想が旧統一教会の関連団体と近いものであると指摘するためだったと説明しました。

中野教授「裁判所にお願いしたいのはスラップ訴訟を政治家が一般人に対して起こす訴訟は特別なので、一般の名誉毀損とは同じように扱われると意味が違う。公益的な言論をやっている中で萎縮させてしまう。」