【逮捕・送検】金銭トラブルが引き金か 除雪機で知人男性ひき“殺害”

知人の男性を除雪機でひき、殺害した疑いで逮捕された青森県七戸町の自営業・大橋一輝容疑者（36）が送検されました。

警察によると、大橋容疑者は2020年12月、知人の工藤勝則さん（当時64）を重さ400キロの除雪機でひいて殺害した疑いがもたれています。

事件現場近くの人
「本当にびっくりしたね、大変なことだ」

事件現場近くの人
「まさかと思っていたけれど」

大橋容疑者は、犯行後、現場をいったん離れ、その後、駆けつけるなど、作業事故に見せかけたとみられています。

工藤さんの遺族は怒りをあらわにしました。

殺害された工藤さんの遺族
「定年でゆっくりできるはずの人生を奪ったのは、ちょっとそこにかんしては許せない」

工藤さんが病院に搬送された際、大橋容疑者は病室に駆けつけたといいます。

殺害された工藤さんの遺族
「除雪機の下に下敷きになった父親をひっぱって助けようとしたと、自分（大橋容疑者）を守ろうとしたというのがやっぱり卑怯（ひきょう）というか」

大橋容疑者は、殺人容疑を否認しています。関係者によると、2人の間には重機の売買をめぐり1000万円以上の支払いをめぐるトラブルがあり、納期などについてももめていたということです。

捜査当局は、金銭トラブルが事件の引き金となった可能性もあるとみて調べを進めています。